2011年9月8日木曜日

日本の一般的なご宗派・お葬式について その③

今回はたくさんある宗派のひとつ 『浄土真宗』 についてのお話です。

浄土真宗というのは 見真大師親鸞聖人が開いた宗派、浄土真宗は現在、巨大教団となっています。

親鸞は9歳で出家し、比叡山で20年間修行をしましたが、内面の悩みが解消されなかったため、山を下りました。

京都六角堂に籠って95日目に啓示を得て、浄土宗を開いた法然上人の弟子となり、修行を積むことにしました。

しかし、法然が流罪となったため、親鸞も越後に流罪となります。

還俗(げんぞく)が条件でした。還俗とは僧から俗人に戻ることをいいます。

以後、親鸞は僧の身分に戻ることはなく、「僧に非ず俗に非ず」という「非僧非俗」を貫きます。

越後で妻、恵信尼を娶り、子、信連を設けた親鸞は5年で流罪を許されると、妻子とともに常陸に行き、そこで主著である『教行信証』6巻を著します。この年を立教開宗の年としています。親鸞52歳のときです。

「南無阿弥陀仏」と唱えれば誰でも、死後、浄土で仏になることができると説く「自力念仏」の浄土宗と違い、浄土真宗は「南無阿弥陀仏」と唱えれば、必ず極楽浄土に行くことが約束される「他力念仏」なのです。

故人はすでに極楽に生まれている、と考えるのです。

90歳で親鸞がこの世を去ると、浄土真宗は衰微していきますが、第八世蓮如によって再興します。その後は本願寺を本山として、巨大教団に発展します。

浄土真宗はその後、本願寺派、大谷派、髙田派などに分かれています。

そのなかでも本願寺派と大谷派が大きく、本願寺派の本山が西本願寺であることから 『お西』 と呼ばれ、大谷派の本山が東本願寺であることから 『お東』 と呼ばれています。

本尊は、阿弥陀如来、経典は観無量寿経、無量寿経、阿弥陀経です。

次回は「浄土宗」についてです。



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