今回は 禅宗の『曹洞宗』 についてのお話です。
臨済宗と曹洞宗の一番の違いは座禅の仕方です。曹洞宗では壁に向かって座って、座禅をします。
「黙照禅(もくしょうぜん)」といって、ただひたすら座禅に徹する、つまり「只管打坐(しかんたざ)」することをそのまま悟りとする教えです。
この教えを広めたのが高祖・承陽大師道元です。8歳で出家後、12歳で比叡山に入り、天台座主、公円のもとで出家します。
その後、禅宗の建仁寺で、栄西の高弟、明全に師事し、23歳のとき、明全とともに宋に留学するのです。
中国で臨済宗が上流社会と交流するのに疑問を感じた道元は、ただひたすら座禅に徹する曹洞禅を学んで5年後に、明全の遺骨とともに帰国します。
俗塵を嫌った道元は、雪深い福井に永平寺を建てます。
一時、北条時頼の招きで鎌倉に移りますが、すぐに永平寺に戻って隠棲し、出家至上主義をつらぬいて、54歳の生涯を閉じました。
道元から4代目にあたる太祖・常済大師瑩山(けいざん)がその後、大衆教化につとめ、現在、日本最大の寺院数を誇る巨大教団となっています。
曹洞宗では道元を宗派の父、瑩山を母にたとえ、両祖を宗祖と仰いでいます。
本山は永平寺と総持寺(横浜市)です。本尊は釈迦如来です。
経典として用いるのは、法華経、金剛経、般若心経などと、道元が著した正法眼蔵です。
「南無釈迦牟尼仏(なむしゃかむにぶつ)」と唱えます。
堺市・松原市・富田林市・羽曳野市・大阪狭山市・藤井寺市の “家族葬” なら
<1日1組の貸切家族葬ホール>・集会所・寺院・市営斎場・ご自宅・その他式場でお世話させていただきす。
大阪市・堺市・松原市・羽曳野市・富田林市・藤井寺市・大阪狭山市 もしもの時には、
24時間・365日対応させていただきます。
0 件のコメント:
コメントを投稿