2011年9月11日日曜日

日本の一般的なご宗派・お葬式について その⑧

今回は 禅宗の『曹洞宗』 についてのお話です。


臨済宗と曹洞宗の一番の違いは座禅の仕方です。曹洞宗では壁に向かって座って、座禅をします。


「黙照禅(もくしょうぜん)」といって、ただひたすら座禅に徹する、つまり「只管打坐(しかんたざ)」することをそのまま悟りとする教えです。


この教えを広めたのが高祖・承陽大師道元です。8歳で出家後、12歳で比叡山に入り、天台座主、公円のもとで出家します。


その後、禅宗の建仁寺で、栄西の高弟、明全に師事し、23歳のとき、明全とともに宋に留学するのです。


中国で臨済宗が上流社会と交流するのに疑問を感じた道元は、ただひたすら座禅に徹する曹洞禅を学んで5年後に、明全の遺骨とともに帰国します。


俗塵を嫌った道元は、雪深い福井に永平寺を建てます。


一時、北条時頼の招きで鎌倉に移りますが、すぐに永平寺に戻って隠棲し、出家至上主義をつらぬいて、54歳の生涯を閉じました。


道元から4代目にあたる太祖・常済大師瑩山(けいざん)がその後、大衆教化につとめ、現在、日本最大の寺院数を誇る巨大教団となっています。


曹洞宗では道元を宗派の父、瑩山を母にたとえ、両祖を宗祖と仰いでいます。


本山は永平寺と総持寺(横浜市)です。本尊は釈迦如来です。


経典として用いるのは、法華経、金剛経、般若心経などと、道元が著した正法眼蔵です。

「南無釈迦牟尼仏(なむしゃかむにぶつ)」と唱えます。


 
次回は「日蓮宗」についてです。
 

 

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