2011年9月8日木曜日

日本の一般的なご宗派・お葬式について その⑤

今回は 『天台宗』 についてのお話です。


天台宗は延暦寺を総本山とする宗派です。延暦寺は古くから信仰の山として知られる比叡山にあります。宗祖は伝教大師、最澄といいます。

最澄は804年、唐に国家資格をもつ留学生として留学します。同じ船には国家資格のない僧侶として空海も乗っていたことに驚きます。
最澄は天台宗の道場がある天台山で修行をし、帰国します。帰国すると、時代は変わっていました。

最澄を重用した桓武天皇は病に臥していたため、最澄は強力な後援者を失ったのです。

最澄は日本に天台宗を広めるため布教します。そして、比叡山に延暦寺を建てるために奔走しますが、生きている間には実現できませんでした。

亡くなってから建立の許しがでたのです。のちに延暦寺が天台宗の総本山となりました。

その後、優秀な弟子たちの布教で発展し、天台宗の寺院には日光輪王寺、平泉の中尊寺、上野の寛永寺、長野の善光寺など由緒ある寺院があります。

諸仏諸尊はすべて本仏という考えから、本尊は釈迦如来、薬師如来、観音菩薩など多様ですが、一番多いのは阿弥陀如来です。

経典は法華経を根本として、阿弥陀経、大日経、梵網菩薩戒経なども経典とし、「南無(なむ)阿弥陀仏(あみだぶつ)」と唱えます。

次回は「真言宗」についてです。



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