花言葉は「いじらしい」
花が、家紋の「梅鉢」に似ていることから、「梅鉢草」となりました。
山野草ならではの、素朴で清楚な美しさです。
ユキノシタ科。多年草。
北海道~九州(ほぼ全国)、加えて、台湾・樺太・千島に分布します。
おもに、山地の湿原でみられるようです。
草丈は、10~40センチほど。
花の時期に、ひょろっと花茎を伸ばして花を咲かせます。
花期は、8~11月。
一本の花茎のてっぺんに、律儀に一輪ずつ咲く5弁の白い花は、直径2~2,5センチくらい。
花びらには、緑色の「葉脈」ならぬ「花弁脈(なんて言葉は植物学上ないですが)」があって、結構目立ちます。
一見、とってもシンプルなお花ですが、おしべが2種類あるという、なにげにユニークな構造。
太くて白い「本物の」雄しべのほかに、糸のように細く分かれた「仮雄蕊(かりゆうずい)」というものもあります。
先端に、黄色い蜜の固まりのような器官を持ち、パッと見、こっちが梅のおしべを連想させ、存在感が大。
しかし、「本物の蜜」は持ってないんです!
錯覚を利用しての知恵、この点は「いじらしい」というよりも「したたか」?
やさしいお葬式をご提案しています。
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